Logan Wines Weemala Pinot Noir に GODTET
今回はいわゆる安旨ワインのご紹介。
Logan Wines Weemala Pinot Noir
ローガン・ワインズのコンセプトは『毎日の生活を豊かにしてくれるワイン』
オーストラリアのニューサウスウェールズ州で良質でありながらもリーズナブルな価格帯で様々なワインが作られている。
Weemalaはピノノワール特有のフルーティーで繊細なアロマにほんのりとシナモンのようなスパイス感が感じられる。酸味のバランスがとても良いので、気軽に飲めるし気持ちの良い余韻が楽しめる。Logan Winesはシラーズやシャルドネは以前に飲んだことがあったけど、ピノノワールはとてもフレッシュ感もあっておすすめ。
こちらに合わせたい音楽を考えてみて、おぼろげながらも浮かんできたのが『GODTET』
オーストラリアのマルチ奏者である Godriguez が中心となって結成されたユニットで
同郷のHiatus Kaiyoteよりも柔らかくて淡い質感の楽曲がピノノワールを想起させる。
GODTETの音楽には冷涼感があるので、夏の暑い日におすすめのペアリング!
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マイルス・デイヴィスとダックホーンの『デコイ』
ダックホーン・ヴィンヤードのdecoyを飲んだ。
ダックホーン・ヴィンヤードはセント・ヘレナにあるワイナリーで
1976年にダックホーン夫妻によって設立された、ナパヴァレーを代表するメルローの先駆者的存在。
オバマ大統領の就任式でダックホーンのワインが提供されたことでも有名。
『デコイ』はそのセカンドワイン的な位置付けで、『高品質なワインをリーズナブルな価格で』というコンセプトの1985年から作られたシリーズだ。
『 Reputation for delivering great quality at a remarkable price 』
カベルネ・ソーヴィニョンも捨てがたいが、やはりダックホーンならばメルローを選びたい.....。
ブラックチェリーやバニラの香り....セカンドワインとはいえ、十分洗練された
エレガンスと凝縮した果実感を味わうことができる。
ナパのワインについて以前紹介した記事はこちら ↓
今回は同タイトルでペアリングしてみた、シリーズ.....でした。
マイルスの『デコイ』はひさしぶりに聴いたけど、かっこいいなあ。
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アマローネにはモリコーネを
ルイジ・リゲッティのアマローネ デッラ ヴァルポリチェッラを飲んだ。
アマローネとはイタリアのヴェネト州ヴェローナ地区で生産される赤ワイン。
陰干しした葡萄を発酵させる伝統製法で、『アマローネ=苦味』という意味をもつ。
アマローネは完熟した葡萄をアパッシメントという3−4ヶ月陰干しして糖度の高くなった葡萄を使用し、2年以上の樽熟成と6ヶ月以上の瓶内熟成を経てリリースされる。
チョコレートを思わせるような芳醇な苦味と艶やかな香り、ビロードのような滑らかな舌触りが魅力的。病みつきになるような甘美なエロティックさと、上品で優美な質感を兼ね備えた唯一無二のワインだ。
ルイジ・リゲッティは100年以上の歴史を持つイタリアの老舗。
アマローネの名品を生み出す小規模ワイナリーとして絶大な評価を得ている。
そのほかトップクラスのヴァルポリチェッラ生産者と同じく高クオリティながら、比較的安価な価格設定であることもありがたい。
合わせたい音楽。それはこちらもイタリアの巨匠。
エンニオ・モリコーネだ。
映画音楽からポップスまで、年代も60年代から2010年代まで
半世紀にもわたる気のとおくなるような膨大なディスコグラフィ......
今回は比較的有名で、アクセスしやすいものを選択。
ニュー・シネマ・パラダイス。
1988年の代表作のひとつ。すばらしいペアリング。
坂本龍一氏の葬儀のプレイリストにも含まれていた楽曲。
モリコーネの一つのジャンルともいえるディスコクラフィならば
アマローネに関わらず、あらゆるイタリアワインに関わらず、あらゆるその他のワインとすばらしいペアリングが可能かと思われる.....。
ただしアマローネのもつ甘美でエロティックでありながらも、上品で優雅であるという特性はモリコーネの音楽にふさわしいものだといえるだろう。
まだまだ網羅しきれていない作品がたくさんあるので、今後も個別にモリコーネの音楽と相性の良いワインついては探っていきたい。
こんな本もありますのでぜひ↓
こちらのアマローネもおすすめ↓
Mark Henley『Riversong 』を聴きながら
今回は南アフリカの
ステラー オーガニックス『リバーズエンド』
というワインを飲んだので、ご紹介。
ステラー オーガニックス社は
「オーガニックだからと言って品質に妥協はない」。そのポリシーのもと、オーガニックワイン生産者としても毎年数多くのメダルを受賞しているステラーオーガニック社。ステラー社はオーガニックワインの生産者(コントロール・ユニオン・サーティフィケーションズ:オランダの認証)でかつ、フェアトレードの認証を取得した世界初のワイナリー。
と紹介されているようにクーケナップの川沿いの畑から収穫されたピノノワールは、フレッシュな印象ながらしっかりした果実感があり、土のニュアンスや紅茶、チェリーの香りもある。
繊細さやシルキーな舌触り、ほのかな旨み、が感じられるワインだ。
前回の南アフリカワインはこちら↓
このワインを飲みながら思い浮かぶのは、
Mark Henley の『Riversong 』。1976年ミネアポリスのSANSKRITレーベルからリリースされたマーク・ヘンリー唯一のアルバムで、オリジナルは入手困難ながらミネアポリスSSWのなかでも至高の名盤として知られた作品。
淡くて陰影のある楽曲は今聴いても全く古びていないし、この作品しか残さなかったという事実がマーク・ヘンリーの神秘性を高めているともいえるが、他の作品も聴いてみたかったと思わせてくれる程の高クオリティだ....。
そういえば、ワインのラベルとレコードのジャケットも似ている気がする....(Riversong に小舟は浮かんでいないが)
オリジナルのレコード盤は持っていないので、いつか手にしたいなあ....。
stellar organics 『River's end』を飲み、Mark Henley『Riversong 』を聴く..
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オーガニックス・リバーズエンド・ピノノワール [2017] ステラー
SUNTORY TOMI NO OKA WINERY
I visited the Suntory Tomi no Oka Winery in April 2023.
Tomi no Oka is a winery with a history of over 100 years.
It takes approximately 25-30 minutes from Kofu Station to reach there by shuttle bus.
You can see a magnificent view there.
Although Mount Fuji was not visible on the day I went, it is usually a sight to behold.
It is possible to do tasting at the winery shop.
登美の丘ワイナリーに行ってきたよ。
2023年4月より無料シャトルバスが運行再開されるようになったとのことで
登美の丘ワイナリーに行ってきた。
甲府駅から乗車して、到着まで25-30分くらい。
登美の丘ワイナリーからのすばらしい景観。
この日は富士山は見えなかったけど、本来は見えるみたい。
せっかくなので「FROM FARMワイナリーツアー」
という5000円の有料イベントに参加してきたので簡単にご紹介。
まずは、バスでぶどう畑まで移動。
ガイドのお姉さんがワイナリーの歴史や季節ごとの違い、品種について説明してくれる。
次は山をくり抜いて造られたという、貯蔵庫へ移動。
中はこんな感じ。ひんやりとしていて樽の香りも感じとれる。
最後にテイスティング。
登美の丘 甲州(45ml)
・登美の丘 赤(45ml)
・塩尻メルロ(45ml)
・貴腐(20ml) が試飲できる。
登美の丘の白は、とてもクリスプな酸味でおいしかった。
赤はプティ・ヴェルド比率高めでスパイシーな印象。
ガイドのお姉さんがとても丁寧だったこともあり、5000円の価値は十分あるツアーだった。
ショップで個別にテイスティングすることも可能。
津軽ソーヴィニョンブランがすっきりしていて美味しかった。30mlで300円。
フラッグシップワインの『登美』もグラスで試飲できる。
30mlで1000円。
登美 赤 2017japan-wine.direct.suntory.co.jp
アル・グリーンにオー・ボン・クリマを
ひさしぶりにアル・グリーンが聞きたい、とおもっている。
理由はFKJのライブセットの冒頭で
『Let's stay togerther』が流れていたのと
supremeのt-shirtにアル・グリーンが使用されているのを見たことだ。
短期間に2度もアル・グリーンに遭遇してしまっては、もう聞くしかないだろう.....。
アル・グリーンは「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」
にも選ばれている。
さて、アル・グリーンをどんなワインと合わせるか?と考えてみる。
思い浮かぶもののひとつはピノ・ノワール。
洗練された楽曲とアル・グリーンの甘くスウィートな歌声は
ピノ・ノワールの特徴である甘美さ、なめらかさやエレガントさの印象に近い...
今回は、カリフォルニアの
オーボンクリマ ピノノワールと合わせてみる。
オーボンクリマの
オーナーであるジム・クレンデネン氏はブルゴーニュの神様アンリ・ジャイエに師事し、1982年カリフォルニアのサンタ・バーバラ地区に設立された。
カリフォルニアワインの中でも最もブルゴーニュ的といわれるように、
洗練されたバランスと繊細でエレガントな味わいのワインだ。
まずはこれから。
supreme にピックアップされているのはこれ。
曲によってはタンニンがもっと強いバローロと合わせてみるのも面白そうだ。
アル・グリーン以外でも、洗練された楽曲+シルキーで甘い歌声系のソウルや
R&Bはピノノワールと相性が良いといえるだろう。
結論。非常によく合うペアリング。
オー・ボン・クリマはおいしい。
そして、アル・グリーンはすばらしい。