甘口のリースリングにフーベル
本日は甘口のリースリングを飲む。
リースリングは白い花や香水のようなエレガントな香り、華やかなレモンのような果実味と、透明感あるすっきりした酸味が魅力的な品種。
甘口から辛口まで幅広い味わいを持つのも特徴で、ドイツ発祥の高貴品種といわれている。
春先から盛夏にかけて飲みたい印象かなー。
飲むのはリースリングのなかでもシュペトレーゼ(Spätlese)
という『遅摘み』のワイン。
『遅摘み』であるということは糖度が高いことを意味していて、高ければ高いほどワインは甘くなる。
ドイツワイン法は
- プレディカーツヴァイン (Prädikatswein)という高級ワインカテゴリーで
糖度によって分類されているのが面白くて、以下の6つに分類される。
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- カビネット (Kabinett) - 「(特別な)酒倉(で仕込まれた)」という意味で、QmPの中では最も糖度の低い葡萄から作られる。
- シュペートレーゼ (Spätlese) - 「遅摘み」の意味で、カビネットよりも原料果汁の糖度が高い。
- アウスレーゼ (Auslese) - 「房を選別して収穫」という意味で、シュペトレーゼよりもさらに糖度の高い果汁で造られる。
- ベーレンアウスレーゼ (Beerenauslese、BA) - 「粒を選別して収穫」という意味で、稀に貴腐ワインとなる。甘口なものが多いが、流通量はそれほど多くはない。
- トロッケンベーレンアウスレーゼ (Trockenbeerenauslese、TBA) - 名称は「乾いた果粒を選別して収穫した」という意味であり、暗に「貴腐化」を指しているが、必ずしも貴腐ワインではない。多くの葡萄品種は貴腐の影響なくしてこの域の糖度に達することはできないと言われているが、一部の品種、例えばオルテガなどでは、比較的容易に満たすことができる。
- アイスヴァイン (Eiswein) - 樹になったまま、自然に凍結した状態の果実から造られる。
本日はこちらに『As Palavras, Vol. 1 & 2』という新作を発表した
RUBEL を合わせたい。
『CASAS』で感じられたエレガントなストリングス、極上なメロディライン、
多彩な楽曲、洗練されたアレンジはリースリングのイメージに近い.....
うーん、どれもすばらしい....
聴いていて、もっと甘口のリースリングや貴腐ワインでも合うと思った。
ブルゴーニュの繊細なピノ・ノワールやシャンパンとも合わせたい.....